皆さん、こんにちは。
ご訪問頂きまして、有難うございます(*^_^*)
先日、「お花とドレスのミスマッチ」 について、1つの例をご紹介致しました。
淡いピンクパープルのドレスに、ヒマワリのブーケをご注文頂いて、
「合わない」 と思ったのですが。。。
ブーケのご注文を頂くと、「ドレス着用のお写真を送って(持参して)下さい」と、お願いします。
お写真を拝見して、ブーケのイメージを固めていくのですが…
花嫁様達は通常、挙式が決まると、
① 先ず、「場所」 を決定されます。
ホテル・結婚式場・ゲストハウス・神社仏閣・レストラン etc~ がありますが、
それらを決定する基準はいくつか有るようです。
●立地 → ゲスト様が来やすい場所である事(駅近とか)
●費用 → 格安だったりお得感があったり(夏場や仏滅など同じ内容で安く挙げられるなど)
●イメージ → 「豪華」 「スタイリッシュ」 「アットホーム」 「海外」 など、特に花嫁様の挙げたいイメージに合わせて
●知名度 → 有名な場所での挙式
●利便性 → 挙式後そのまま泊まれて翌日旅行へ行ける、ゲスト様が泊まれる等、便利な場所(宿泊費が無料になる場合も有)
●ホスピタリティー→ スタッフさんとの相性やおもてなしの心のある会場には惹かれますね。
概ね、上の様な事柄を基準にして、場所が決定されている様です。
②次に、 「ドレス」 を決められます。
お花に対して、かなりの「思い入れ」が無い限り、
お花より、ドレスが「先」 なのです。
それは、何故かと考えるに、
「ドレスの方がお花より大事」 だからでしょう。。。。
勿論、お花だって 大切 だけれど…
花嫁様にとって、「ドレスは最重要アイテム」 なのです。
「お花を手にしている時間」より、 「ドレスを着ている時間の方が長い」ですしね~。。。
だから、ブーケのご注文を頂いたら
「ドレス着用のお写真を送って(ご持参して)下さい」とお願いし、
お写真を見て、ブーケのデザインを考えるわけです。
「ドレスとお花の相性を考える要素」 は、いくつかあります。
■イメージ
■形
■お色目
■素材感
■モチーフ
以上の様に、大きく5つに分ける事が出来ます。
では、先日のドレスに なぜヒマワリは合わなかったのでしょうか?
スタイル →Aライン
お色目 → 淡いピンクパープル
素材 → オーガンジー(?)
モチーフ → バラ(ウエスト・バスト)
以上の要素から、このドレスのイメージは
イメージ → 「エレガント」 「優美」 「柔らかい」 「優しい」 「女性的」
そんな感じでしょうか。。。。
では、ご依頼のあったヒマワリのブーケのイメージは?
スタイル → キャスケード
お色目 → 黄・白・水色・緑
花材 → ヒマワリ・バラ・グリーン・ブルースター・葉もの
ブーケのイメージ
ヒマワリとバラのキャスケードブーケですが、大きさに占める花材の割合から、「ヒマワリ」がメインとなります。
これは単に、面積の割合だけでなく、「色の強さ」も関係します。
「黄色」は 「色相の中でも1番明度彩度が高い」ので、
もし、同じ面積のお花があっても、かなり強く感じるわけです。
黄色のイメージと「ヒマワリ」と言う、「元気」なキャラクターの融合によって、
このブーケは、「元気」「夏」「ポップ」「ナチュラル」「飾り気のない」「シンプル」「清楚」 なイメージになります。
そうすると、 ドレスの持つ、「エレガント」や「優美」さとは、ちょっと違う訳です。
挙式用には、「白いブーケをもう頼んである」 と伺っていました。
「会場装花がヒマワリなので、ブーケもヒマワリで~」 と思われたそう。
ご以来のヒマワリのブーケには、白薔薇が入っていましたので、
「白いブーケ」と多少 かち合う部分も出てきてしまいます。
出来れば、全く違うイメージのブーケを持たれた方が、楽しいと思いますし、
ドレスにピッタリ合ったブーケを持たれた方が、会場のヒマワリと合わせるよりも
「大切」だと思ったのです。
「夏」に 「ヒマワリ」 は、良くある設定です。
会場の 「装花相談担当者」 が、勧められたのかな? と思います。
殆どの人は、「ヒマワリ」 を好きですしね。。。
「ドレス」 「ブーケ」 「会場」 「会場装花」 等が
綺麗にマッチした時、トータルで最高に美しい 「宴」 になるのです。
次回から、「ドレスとお花の相性」 について
1つづつ、テーマを絞って書いていきたいと思います。
挙式日が決まっている人も、予定の有る人も、全く予定の無い人も
是非是非、ご覧あれ(*^_^*) by宮川
ウエディングブーケ専門ショップ・アフロディーテ https://wedding-f.com/