皆さん、こんにちは。 宮川です。

では、早速 前回の続きです。

 

夏のお花を持たせる為に 最初に大切な事は、「いいお花」 を買う事でした。

購入ポイントに気を付けて、「いいお花」 を買って来ました。

次は、自宅に帰ってからの お花の処置方法です。

 

 

[夏のお花、適切な 水揚げ(みずあげ)法]

■ 「水切り」 をして、花瓶に挿しましょう。

● 「水切り」 とは、 水を入れた容器の中に お花の茎を入れて 水中でカットする事 です。

「おか切り」(空中で切る事)よりも、 日持ちが格段に違います。 この時茎は 「斜めにカット」 が基本です。

「水揚げ」方法は、 「焼く」「煮る」「叩く」「割る」「新聞紙で巻く」「薬品を使う」 など、色々ありますが「水切り」が基本。

水切りがすんだら、 花瓶にさしていきます。

 

水切りは水中でカットするだけですが、この時に 大切な事は、

「切れ味のいい ハサミを 使う事」 です。

スパッと 気持ちよく切れる 切れ味のいいハサミやナイフを使う事が大切です。

手入れの悪い不良なハサミは、 茎をつぶしてしまいます。

植物の茎には、 お水を吸い上げる くだ 「導管」 があるのですが、

その導管をつぶしてしまうのです。

つぶれた導管では、 お水を吸う事が出来ません。

すると、すぐにしおれてしまう事になっちゃう訳です。

 

「いいハサミ」を使ったら、必ず 「手入れ」をしましょう。

簡単な事ですよ。。。

使い終わったら、 お水で洗って 乾いた布で拭いておけば それだけでOK!!

この一手間だけで、 いつも綺麗にお花をカットする事が出来るのです★

 

 

 

 

 

■葉は、出来るだけ取り除きましょう。

葉が沢山ついていると、葉に水分が取られてしまいます。

それと 葉が 「蒸散作用」 によって 水分を蒸発させてしまうのです。

葉っぱが沢山ついていればいるほど、蒸散作用は激しく、沢山のお水を蒸発させてしまいます。

なので、出来るだけ 葉は取り除いた方が 日持ちするのです。

 

でも、 全く 葉が無いのは デザイン的に??? 変な場合は全部で無くて大丈夫ですよ。。。

「出来るだけ」 「自分でOK」 と思うくらいで大丈夫。

葉っぱで 「ワサワサ」 ならない様に 注意しましょう。。。

葉っぱが多過ぎると、 「蒸れ」 をおこしたりもしますので。。。

「蒸れ(ムレ)」を起こすと、 「腐る」 原因にもなるのです。

 

 

■花瓶の水量 は少なめにしましょう。

但し例外もあります。 「枝もの」 や、 「菊類」 は、お水は多め をお勧めします。

枝ものなどは、重いので、 お水が少ないと、 花瓶がひっくり返ってしまいます。

菊類は、 「水を飲む子」 で、水が少ないと、 すぐに 「水切れ」をおこしてしまうのです。

水が無くなると、すぐ枯れる事になるので、 多めをお勧め。

その他のお花は、少なめにしましょう。

じゃあ、どのくらいの量がいいの? って事になると思いますが…

だいたい 5㎝くらいでしょうか。

いけるお花と花瓶の大きさで変わってくるので、 一概には言えませんが、たっぷりでなくていいと覚えて下さいね。

 

 

■「延命剤」 などを使うのも手

お花屋さんで買えます。

何もしないより、日持ちがいいですよ。。。 私も夏になると、延命剤を使用しています。

その他、「10円玉」 や、 「漂白剤」 を花瓶に入れてもOK

「10円玉」や 「漂白剤」 は、 殺菌作用 があるのです。

但し、漂白剤は入れ過ぎに注意 「一滴」くらいで大丈夫。

10円玉の場合は、コップくらいの大きさだと 「1枚」 花瓶になると 「3枚」くらいを目安にして下さい。

よく、「砂糖」を入れたり、「コーラやサイダー」などの「気の抜けた炭酸」 を入れたりもあるのですが、

「夏場」には お勧めしません。

 

★ 夏の花は、何故すぐ枯れるのか というと、 「バクテリア」 が発生して、 茎が腐るから なのです。

花瓶が濁っていたら、そのお水は バクテリア でいっぱい って事。

水を吸い上げる 「導管」 が、 バクテリアで詰まってしまうのです。

花瓶に、「砂糖」 などを入れると、 お花にとって「栄養」になるのですが、 それは同時に 「バクテリアの栄養」にもなり、

バクテリアを繁殖 させてしまうのです。

なので、夏場の処置としては、 「砂糖」や 「炭酸類」 は使わない方がいいのです。

「バクテリア」 を出来るだけ 発生させない為ですね。。。

 

 

 

[ 今日のまとめ ]

お花を買ってきたら

① 葉を取り除く

② 水切りをする(いいハサミで)

③ 花瓶のお水は少なめに

④ 延命剤などを使うのも手

 

長々書きましたが、まとめると以上の様な事です。

花瓶のお水に、葉は入らない様にして下さいね。

葉が浸かると、 「バクテリア」 が発生しやすいのです。

つまり、 夏のお花の延命法は、 いかにバクテリアを発生させないかが 大きなカギなのです。

 

 

如何でした?

「簡単に出来そうな事」 ですよね。。。

次回は、お花購入日以後の お手入れの方法をご紹介致します。

これが 一番 難しい事 なのかも しれませんね。。。

では又次回、 お会いしましょう(@^^)/~~~  by宮川

 

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